運動をしていなくても、私たちは必要なカロリーを消費しながら生きています。基礎代謝を頭に入れて、痩せやすい体質になることがダイエットの成功につながります。
基礎代謝を加えたカロリーで!
男女ともに加齢とともに太りやすくなる原因のひとつに、基礎代謝の減少があります。ダイエットを考える場合には、基礎代謝で消費されるカロリーと運動などで消費するカロリーを計算し、さらに食事の摂取カロリーをコントロールすることが大切です。
女性の場合は15歳くらいまでが基礎代謝のピークで、それ以降は徐々に下降していきます。ピーク時の平均代謝量は1,350kcalですが、20代では1,180kcalにまで減少しています。身長や体重で基礎代謝は異なりますが、あくまでも参考値として覚えておくとよいでしょう。
食べないのはNG!
代謝が減るからといって、ただ単に食べる量を減らすことはおすすめできません。低カロリーを意識しつつも、体をつくるたんぱく質、ミネラル、などの栄養を摂るようにしましょう。特に20代女性の場合は、妊娠や出産に関わりのある女性ホルモンの働きを維持することも忘れてはなりません。
また代謝の良い体は、筋肉量が多いことが特徴です。そのため必要な筋肉を鍛えておきましょう。運動ではヨガ、スクワット、体幹トレーニングなどじっくりと汗がでる運動です。女性は筋肉が少なく脂肪がつきやすくなるため、ヨガは体型維持にも効果的です。
摂取カロリーが多くなりがちな人は、散歩やマラソンなど有酸素運動も定期的に行うと、脂肪燃焼の効果で痩せやすくなるでしょう。
目標を持ってステキ女子に!
ダイエットに取り組む時は、途中で断念しないよう目標の設定と、無理せず続けやすいやり方を考えることをおすすめします。基礎代謝は体組成計で確認することもできますので、確実に改善したい方や真剣に取り組みたい方は体組成計を準備するほうが効果的です。
また男性がやるようなキツめの筋トレは、継続しにくくなることも考えられます。無理せず自分に合ったやり方で続けてみましょう。朝起きたらストレッチをする、ヨガを1つだけやる、たったそれだけでも変わってくるでしょう。
体を使うことで代謝アップ
私たちの日常では体を動かす機会がめっきり減っています。エレベーターではなく階段、掃除機ではなく雑巾がけなど、便利なものに頼りすぎないことで自然に代謝を上げられます。筋トレだけではなくぜひ日常生活でも体を使う工夫をして、体質改善につなげてみてはいかがでしょうか。
(西園寺さくら/ライター)