「食事制限は辛いし、運動は続かない」そんな人でも大丈夫! ただ寝るだけで、1ヶ月1kgも痩せることが可能なんです。
そこで今回は、毎日できる“寝ながらダイエット”をご紹介。ポイントは睡眠の質みたいですよ。
■睡眠中に痩せられる理由
私たちが寝ている間、脳の中では細胞が修復され、ホルモンも再合成が行われます。そのため、質の良い睡眠で熟睡できると、ダイエットに関係が深いホルモンが分泌されます。
(1)成長ホルモン
ゴールデンタイムに分泌されると言われている“成長ホルモン”は、肌のターンオーバーを整えてくれることでも有名な、美容に欠かせないホルモン。それだけでなく、実は脂肪の燃焼にも関わりがあるのです。
良質な睡眠は、質の悪い睡眠に比べて数倍も睡眠中の消費カロリーに差があり、正しく睡眠をとっている人は1晩で300kcal、1ヶ月で1kg痩せる計算になります。
(2)レプチン
食欲を抑える働きがあるレプチンは、全身の細胞のエネルギー代謝を促進し、体脂肪を減少させる働きがあります。
このレプチン、睡眠不足だと分泌が減少し、代わりに食欲を増進するグレリンが分泌されてしまうのだそうです。
質の良い睡眠をとることは、食欲を正常にコントロールし、過食を防ぐ働きもあるのです。
■寝るだけで痩せるためのポイント
(1)入眠3時間後が重要!
ホルモンが分泌されるのは、眠り始めてから3時間後といわれ、この時間帯をいかにぐっすり眠れるかがポイントになります。
電気は消して寝る、快適な室温を保つ、肌触りの良い寝具で眠るなど、質の良い睡眠を目指してみてくださいね!
(2)痩せたいなら7時間睡眠
睡眠時間は人それぞれ自分に合った長さがありますが、4~5時間しか寝ない人よりも7時間以上寝ている人のほうが太りにくい傾向があるそうです。
日中の睡魔や、朝の目覚めの悪さは、もしかしたら少し睡眠時間が足りていないのかも。
(3)夕飯は早めに済ませる
7時間睡眠を確保するために、夕飯を食べてすぐ寝てしまっては意味がありません。お腹がいっぱいの状態で寝てしまうと、安眠を妨げてしまいます。夕飯を早めに済ませることも質の良い睡眠をとるコツのひとつです。
(4)寝るだけダイエットにヤセ菌をプラス!
副交感神経が優位に働く夜は、実は腸が活発に活動する時間帯。腸に存在する“ヤセ菌”と呼ばれる善玉菌を増やす食べ物を夕飯に取り入れて、食べても太らない痩せ体質を目指しましょう。
ヤセ菌が好むものには、食物繊維や海藻、オリゴ糖などがあります。
気持ち良く眠れて痩せられるなんて夢のようなダイエットですよね。健康的で無理なく誰でもできるので、是非質の良い睡眠にこだわってみてくださいね。
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※ Svyatoslava Vladzimirska/shutterstock