スパイスがカラダを脂肪燃焼モードに!
キレイに痩せるために重要なのが“脂肪を燃焼”させること。それを促す重要な役割をするのが「新陳代謝」です。
みなさんご存知の通り、新陳代謝が高まるとエネルギー消費量が上がり、脂肪燃焼しやすくなります。
そんな新陳代謝を、“食べるだけ”で促進する効果があると注目されているのがスパイスなんです。
《スパイス博士もおすすめするダイエットスパイスはどれ!?》
香辛料研究の第一人者であり、スパイス博士と呼ばれる渡辺達夫先生がおすすめするのは、日本でも馴染みの深い“ジンジャーとトウガラシ”。実はとっても身近に痩せスパイスがあったんです!
1.『ジンジャー(生姜)』:食べるだけでエネルギー消費率が10%アップ!
体を温める効果があるとよく知られているジンジャー(生姜)。これは、生姜に含まれる辛味成分が血行促進、新陳代謝を活発化する働きをするからです。そして注目したいのは「エネルギー消費率」。なんと、生姜を20g食べるだけでエネルギー消費が約10%もアップすることがわかりました。
通常300kcal消費する運動の前に生姜20gを摂取するだけで、“330kcal”消費できるようになるということ。「最近痩せにくくなった」なんてお悩みの方の、まさに救世主スパイス!
生姜の摂取ポイント
・熱を加えるとさらに体を温める成分が増加
・生の生姜だけでなく、チューブに入っている生姜でも効果あり!
2.『トウガラシ』:アドレナリンがダイエットの鍵!
トウガラシには「カプサイシン」という辛味成分が含まれています。このカプサイシンを摂取すると交感神経が刺激され、アドレナリンというホルモンが分泌されるのですが、これがエネルギーの消費を高めてくれるのです。
交感神経を自分でコントロールすることはなかなか難しいことですが、トウガラシがそれを可能にしてくれます。
京都大学で行われた研究によると、太りやすいとされる食事に大量のカプサイシンを入れてみたら、太るどころか逆に脂肪が落ちて痩せたのだそう!だからといって摂りすぎはもちろんNG。効果が期待できると言われている量は1回に1gです◎
まだまだあるトウガラシの魅力
・抗酸化ビタミン、ビタミン、A、E、Cが多く含まれている
・料理にトウガラシを入れると、食塩が少なくても塩辛く感じることから減塩効果も期待できる
・血行が良くなり、冷えや肩こりの解消
《ダイエット効果に“美容効果”まで!?魅力的すぎるスパイス》
次にご紹介するのはダイエット効果だけでなく、アンチエイジング効果まであるスパイスです。これもまた私たちがよく知る料理使われていて、どこのスーパーでも手に入れることができます◎
3.『シナモン』:夏に気になるシミ・シワ対策にも◎
香りや風味を付けるための“おまけ”的なイメージのあるシナモンですが、脂肪細胞を小さくし、中性脂肪やコレステロールを下げたり、新陳代謝を上げるなどのダイエット効果があるスパイスの1つ。
そしてすごいのが美容・健康効果。シナモンには、摂取してたった2~3時間で毛細血管を修復する力があります。
身体中に張り巡らされている毛細血管は老化によって減少してしまうのですが、シナモンがそれを修復し、酸素や栄養を全身に運べるようにしてくれます。
シナモンの美容・健康効果
・シミ、シワ、クマ、たるみの改善
・血行促進。冷え・むくみの改善
・アンチエイジング
・殺菌、解熱作用による風邪の予防
『クミン』:アンチエイジング&デトックス効果まで!
はじめて耳にするという方もいるかもしれませんが、クミンはカレーパウダーの主原料になっているもの。実はあのカレーのいいにおいは、主にクミンの香りなのです。そんなクミンは今特に注目のスパイス。
イランの医療大学研究チームが発表した研究結果によると、毎日クミンを小さじ1杯ほど摂取したグループの体重は、しなかったグループに比べて約1.4kgも落ちており、体脂肪の減少においては3倍も差があったそう!
今すぐ欲しくなるクミンの効果
・クミンが豊富に含んでいる「植物ステロール」が体内のコレステロールの吸収を抑える
・ビタミンのほか、鉄分・カルシウム・マグネシウム・亜鉛などのミネラルも豊富
・含まれるクミンアルデヒドには抗酸化作用があり、アンチエイジング効果も◎
・摂取すると体内の新陳代謝が一時的にアップ
・利尿作用や、腸内のガスを排出する力などのデトックス効果がある
もちろんどのスパイスもいつ食べてもOK!ですが、新陳代謝アップなら運動前や朝もおすすめ◎シナモンの美容効果を期待するなら、成長ホルモンが分泌される就寝前がベスト!毛細血管の修復力との相乗効果を得られるのでおすすめです◎