食生活においてまだまだ炭水化物が根強い人気のアメリカでも、最近は健康やダイエットブームが続いており、食生活を見直す人達が増えています。そんな波に上手く便乗して今話題なのがベジタブルパスタを簡単に自宅で作るキッチンガジェットです。野菜がたっぷりとれて、さらに糖質&カロリーも低いのに、大好きなパスタを食べてる気分が味わえる魔法のダイエット食をアメリカ・シカゴからレポートします。
肥満大国・アメリカで低カロリーなのに満腹感があると話題
パスタが高カロリーであるうえに、今話題のグルテンや糖質を多く摂取してしまうことから、体重増加・肥満につながることはもはや周知の事実。アメリカでも深刻な問題となっています。でもなかなかやめられないパスタを食べる習慣を変えずに、それを解消してくれるのがベジタブルパスタ。日々の野菜不足の解消はもちろん、糖尿病やダイエット中の人の糖質カットが手軽にできる、低カロリーなのに満腹感があるなど、様々な利点から評判が広がっています。そのヘルシーさは、本物のパスタとズッキーニパスタを比較してみるとカロリーはズッキーニパスタが1/13、糖質においては1/20と驚く数字が出ています。
アメリカでは大人だけではなく子供の肥満も問題の1つとなっていますが、野菜嫌いによる炭水化物過剰摂取者も少なくありません。そこで、子供と一緒にベジタブルパスタメーカーを使って野菜のパスタを作りの楽しさを見せた後、それを食べることで苦手意識を克服する、という家庭もあります。
そんなベジタブルパスタが簡単に作れるのが、ベジタブルパスタメーカー。アメリカではいろいろなタイプのベジタブルパスタメーカーがあります。たとえばテーブルにカッターのツールを置くタイプから片手で持てるハンディータイプなど、種類も豊富です。早速、自分でもベジタブルパスタを作ってみることにします。
作る楽しさ、見た目のオシャレ感、食べておいしいのがベジタブルパスタ
今回使用したのは砂時計の様な形をしたタイプで2種類の刃が上と下の2か所についており、パスタのサイズを細麺、太麺と選ぶことができます。お好みの野菜を刃のついている中に入れ、手でクルクル押し回すと刃の所からグニュグニュとキレイに長く繋がったパスタが出てきます。パスタに適した野菜はズッキーニ、キュウリ、大根、かぶ、にんじん、じゃがいも、さつまいもなど。適度に水分があり、さらに食物繊維が豊富なら、食べやすいうえに食べごたえもあり、ひと皿食べれば、満腹になれます。
ベジタブルパスタにはそれぞれ面白いネーミングがついています。ズッキーニはズードルズ、スィートポテトはスウォードルズ、スカッシュはスクードルなど。おいしくて体にやさしいだけでもうれしいのに、彩りがキレイでおシャレな演出効果もあります。メニューとしてはパスタ、サラダ、スープ、ソテーなど幅広いジャンルで使えそうです。ベジタブルパスタを使ってのレシピや動画がSNSでもたくさんあがっています。
すぐにマネできそうなベジタブルパスタ、日本で流行る日も近そうですね!
1.大根パスタのとびっこ、オリーブオイル和え
2.にんじんパスタのアーモンド、ドライクランベリーの甘酢和え
3.ズッキーニとエビのパスタ
文・写真/ホリコミュニケーション 脇方真由美