夏は汗をかいたり、暑さで食欲が減ったりするため、痩せると思っている人が多いかもしれませんが、実は夏に太ってしまう人が多いということをご存知ですか?
ウーマンウェルネス研究会の調査によると、「夏太り」する人は「夏痩せ」する人の3倍もいるのだとか。。
そこで今回はそんな夏太りを解消するとっておきの方法を過去の記事からまとめてご紹介します!
毎年なぜか夏になると太る……なんて人はぜひチェックしてみて!
■「夏太り」する人は「夏痩せ」する人の3倍!
ウーマンウェルネス研究会が、昨年の体重変化を調査したところ、「夏太り」する人は「夏痩せ」する人の3倍いて、特に30代では約4割が夏太りを経験していることが明らかになりました。
また、夏太りした人は秋になっても95.7%が元に戻せず太ったまま、という衝撃の事実も。なんとなく痩せそうなイメージの夏ですが、実際には太ってしまう人の方が多いよう。
■夏に太りやすい理由
(1)基礎代謝の低下
夏は気温が体温に近づき、体温維持のためのエネルギー消費が少ない季節。他の季節より基礎代謝が低く、カロリー消費が低いのです。
代謝が上がるイメージがありますが、冬より体温が上がっているだけのようです。
(2)日常の活動量の低下
暑さを避けて運動や外出が減るため、運動量が低下してしまいます。
(3)カロリー過多・過食
夏バテ防止にスタミナ食や、涼をとるためにビールやアイスを食べる機会が増えていませんか? さらに、夏は日が長いので食事時間が遅くなったり長くなったりし、カロリー過多・過食をしやすい季節です。
■夏太りしないための秘訣3つ
(1)適度な運動
日中に活動するのは危険なほど暑い日もありますが、ラジオ体操や朝晩の涼しい時間のウォーキングなどをして、適度に運動する習慣は持ちましょう。
また、脂肪を燃焼させる褐色脂肪細胞を刺激するので、肩甲骨を動かす体操も有効です。
(2)脂肪燃焼効果がある食品
茶カテキン、トウガラシ、ニンニク、ショウガ、キムチには脂肪燃焼効果があります。食材を選ぶときに意識してみてください。
(3)十分な睡眠
夜更かしや暑さによる不眠で睡眠時間が減ると、脂肪が燃焼しにくくなります。夏の暑さ対策にひんやりマットやメンソール入りアイマスクなど、快眠グッズを利用するのもいいかもしれませんね。
■「えのき」と「ワカメ」は最強のダイエットコンビ!?
夏太りをリセットするために、いつもの食事に「えのき」と「ワカメ」をプラスしてみましょう!
●「えのき」で脂肪の吸収をブロック
えのきに多く含まれる「キノコキトサン」には、食べものから摂取した脂肪分に膜を張り吸収を抑え、さらに脂肪の分解吸収をもブロックする働きがあります。
●「ワカメ」で脂肪の燃焼をサポート
私たちの身体には、脂肪をエネルギーとして燃焼する褐色脂肪細胞と、脂肪として蓄積する白色脂肪細胞が備わっています。
ワカメの天然色素「フコキサンチン」には、脂肪細胞の中の熱を生産する働きのある「UCP1」というタンパク質を増やす働きがあり、白色脂肪細胞の脂肪の燃焼を促します。
さらになんと! 白色脂肪細胞のUCP1が増えると、褐色脂肪細胞に変化する可能性があるそうですから、積極的に食べることで痩せ体質に近づけそうですね。
また、キノコキトサンにも脂肪を分解して燃焼を促す働きもありますから、ダブルで食べることで相乗効果が期待できそう!
●ダブルで腸内環境美化
えのきやワカメに含まれる水溶性食物繊維は、善玉菌の大好物。腸内細菌の中には「デブ菌」と呼ばれる、余分なものを身体に溜めこむ働きのある菌もいますから、ダイエットのためには腸内環境を良い状態に保つことも大切です。
また、食物繊維が腸内細菌によって発酵分解される際に発生する「短鎖脂肪酸」には、食欲抑制ホルモンの分泌を促す働きもあるそうですから、自然と食べ過ぎが予防できそう!
夏バテも夏太りも解消!美容ライターが毎日食べてる食材3つ
夏バテも夏太りも解消したい、そんな人におすすめしたい、食品をご紹介します。
(1)押し麦
押し麦はビタミンB群やカリウム、カルシウムを豊富に含んでいます。胚の部分にはビタミンBやビタミンEが多く含まれており、胚乳には水溶性食物繊維がたっぷり。茹でて水気を取った野菜を賽の目状にカットして混ぜれば、プチプチした食感と共に、栄養を効率良く摂取できるのも嬉しいポイント。
(2)もずく
その酸味とツルっとした喉越しで、食欲のない日でもおいしく食べられるもずく。カルシウムやカリウムといったミネラルが豊富なのはもちろんのこと、もずくに含まれる食物繊維は、食道や胃、十二指腸内では完全に消化されることがなく、小腸・大腸で水を吸収して、体積が何倍にも膨れ上がる特性を持っています。それにより、腸を刺激し便秘の改善をしたり、腹持ちの良さを活かしてダイエットの一品としてプラスするのもおすすめ。
(3)甘酒
寒い季節に飲むイメージのある甘酒ですが、実は夏の季語で、江戸時代から体調を崩しやすい夏に重宝されていました。最近では、冷たい甘酒もスーパーでよく見かけるので、熱いのが苦手な人にもおすすめです。ビタミンB1、B2、B6などのビタミン類や食物繊維、オリゴ糖といった栄養素が豊富で、レモンを加えて飲むことでヨーグルトのようなさっぱりとした飲み口を楽しめますよ。
いかがでしたか? 今回ご紹介した夏太り解消法を実践して、この夏もできるだけスリムな体型を維持しましょう。
(LBR編集部)