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簡単なストレッチでも基礎代謝を高められる一つのコツ

こんにちは、理学療法士の今井俊太です。簡単ストレッチで、簡単に基礎代謝を高めるポイントをお伝えします。

簡単なストレッチでも基礎代謝を高められる一つのコツ

適当なストレッチは、適当な効果しか生まない

日常生活の中で、なんとなーくストレッチしてることってありますよね。朝起きて少し伸びてみたり、仕事の途中で伸びてみたり、たまには鼻の下を伸ばしてみたり。(笑)ただ、このなんの気なしにやっているストレッチでも、ちょっとしたコツをつかむと、基礎代謝を高めることもできます。

どこを伸ばすかよりも、どこを基準に伸ばすのかが大切

よくストレッチでは、伸ばしたい筋肉を意識しながらストレッチすることをススメられます。

まぁ、それも間違いではないのですが、せっかくなら一つのストレッチで、あれもこれも伸ばせたほうが得ですよね。

そこで重要なのが、ストレッチをする時の基準を作ることです。

何を言っているのか、わからないと思いますので、まずストレッチを簡単に説明します。ストレッチとは、今ある筋肉の長さを、少し伸ばすことをいいます。究極を言えば、筋肉を皮膚の上から押すだけでも、筋肉は長くなるのでストレッチとも言えます。

しかし、ここで疑問が出ます。長くなる、伸びる、というのは、どこから見てのことなのか?ということ。

一つ一つの筋肉だけを見れば細かく違うのですが、ここでは簡単に、身体の真ん中からとします。つまり、「真っ直ぐ立っている時の身体の中心部分=筋肉の長さを測るときの起点(長さ0の地点)」としてストレッチします。

ちょっと難しいので、これ以上は省きますが、身体の中心を意識してストレッチすれば、左右、前後、上下に均等な負荷をかけることができます。

簡単なストレッチでも基礎代謝を高められる一つのコツ

身体の中心がブレないようストレッチする

上の写真を見てください。脇を伸ばす時に使うストレッチですね。さてこの時、上記のポイントを守ってストレッチするとどうなるのか?

何も考えずに行うと、左右で脇の伸びる筋肉の長さが変わってきてしまいます。伸びる感覚だけで、ストレッチの強度を決めてしまうと、左右で伸びる長さに差が出てしまいます。

まず伸ばす前に、自分の真ん中を定める基準をどこかに見つけてください。室内であれば壁の垂直線、外であれば真っ直ぐ立った電柱や街灯など。なんでもいいので、垂直なものを探します。

その垂直なものを、ご自身の真ん中にあると意識しておきます。そのままどちらかの脇をいつも通り、ストレッチするのですが、常に基準となる垂直なものを見ながら、それが身体の中心からずれていないかチェックしながらストレッチします。

左右やるとわかるのですが、筋肉が伸びる感覚に違いがあると思います。それが今ある左右差です。その感覚が、左右で同じになってくれば、バランスが整ってきている証拠。バランスが整えば、身体の中心を形成するインナーマッスルが活性化するために、基礎代謝が高まるというカラクリです。

身体の真ん中のずれは、心のずれです。精神、身体共にブレのない生活をしていきましょう。

文:リズムアンバサダー 今井俊太
写真提供:今井俊太

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