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タンパク質&ミネラルが豊富なスキムミルクで、お手軽ダイエット

脱脂粉乳と聞くと、「味が良くない」「そもそも飲んだことがない」など、あまり良いイメージがない人も多いでしょう。

では、スキムミルクと言われるとどうでしょうか?ふたつとも同じ物ですが受ける印象は違いますよね。

今のスキムミルクはとてもおいしく作られていて、脱脂粉乳と呼ばれていたころに比べてかなり味と香りが改善されました。

そんなスキムミルクは実はダイエットに最適なのですが、ここでは用い方や効果についてくわしく見ていきましょう。

スキムミルクダイエットの概要とは?

 

スキムミルクは、脂肪分と水分か除かれている以外はほとんど牛乳と同じ栄養成分で、その代わりにほかの栄養成分が濃縮されています。

このスキムミルクをダイエットに活かすには、スキムミルクを食生活に積極的に取り入れていくことが大切です。

つまり置き換えでもなく、スキムミルク単体だけでもない、今の食生活に「足す」タイプの方法で、ダイエットに向いた体をつくることができます。

スキムミルクにはタンパク質とビタミンB群5種類とミネラル7種類が特に多く含まれており、しかもそれが良いバランスになっているので、ダイエットに最適です。

スキムミルクをダイエットに取り入れたい3つの理由

スキムミルクをダイエットに取り入れたい理由1:高タンパク質&低脂肪

スキムミルクは牛乳と比べて、100g当たりで脂肪分は約1/4にまでカットされ、タンパク質は10倍にまで濃縮されています。

どのように使ったとしても、脂質はほとんど増えず、タンパク質をどんどん摂ることができるので、筋肉がしっかり作られ基礎代謝の高い体になり、痩せやすい体づくりに役立ちます。

さらに、タンパク質は消化する際にもしっかりとエネルギーを使い、摂った後からもどんどんエネルギーを消費していくので、より痩せやすく、ダイエットが成功しやすくなります。

スキムミルクをダイエットに取り入れたい理由2:燃やす!燃やす!

スキムミルクに含まれている豊富なビタミンB群。

そのなかでも、ビタミンB2とパントテン酸(ビタミンB5)がダイエットで大きなはたらきをします。

ビタミンB2はまず脂質の代謝に関与して、貯め込むのではなく、細胞がはたらくためのエネルギーとして使うように促します。

それと同時に糖質の代謝にも関わり、インスリンの分泌を抑えることで、インスリンによる糖質を脂質に変換して体脂肪として合成する反応をおだやかにします。

そして、糖質にも細胞がエネルギーとして使われるように促すはたらきがあります。

パントテン酸は、この脂質と糖質に関与するビタミンB2のはたらきをサポートする補酵素の材料として使われます。

スキムミルクをダイエットに取り入れたい理由3:ミネラルがダイエットをサポート

スキムミルクには、ダイエットに必要なミネラルが含まれています。それがカルシウムとモリブデンです。

カルシウムは筋肉の正常な動きを保つはたらきがあり、全身の細胞でのエネルギー産生と消費がスムーズに行われるように調整します。

また、カルシウムは神経伝達にも関与し、心筋の運動の調整や胃や腸などの動きの調整にも携わっています。

そして、聞き慣れないのがモリブデンでしょう。これはミネラルのなかでもかなりの微量元素です。

モリブデンは体内では肝臓や腎臓に集中的に存在しており、糖質や脂質の代謝を助ける役目があります。

エネルギーの代謝によって出た不要物を、肝臓では解毒、腎臓ではろ過・尿生成という回路を使って後に体外へ排出します。このときに必要なのがモリブデンです。

モリブデンは体の中でのダイエットの後片付け役という形で活躍してくれるということですね。

スキムミルクのおすすめの摂り方

 

スキムミルクは、以前より改良されたとはいえ、はっきり言っておいしいものではありません。

ですので、ヨーグルトやスムージに混ぜたり、煮込み料理などに混ぜたりして使うことをおすすめしています。

おいしくする方法の一例として、ヨーグルトと一緒に食べる場合には、常温(20〜30℃)で約半日置いておくと、スキムミルクとヨーグルトがなじんで食べやすくなり、ヨーグルト中の乳酸菌もスキムミルクに含まれる乳糖によって増えるので、整腸作用が大きくなります。

整腸がスムーズに行われれば、それだけ便通の改善にもなるので、ダイエット効果へとつながります。

スキムミルクを摂るうえでの注意点

スキムミルクは高タンパク質&低脂肪の食品で、ダイエットしやすい体づくりに役立つものです。

しかし、含まれている糖質に、乳糖があることに注意しましょう。

日本人では、多くの人が乳糖不耐症です。牛乳を飲んでお腹の調子を悪くしたことがある人は間違いなく乳糖不耐症です。

これは乳糖に対する酵素のはたらきが弱く、うまく消化できない体質で、乳糖が自分の体質では処理しきれないほど体内に入ってきたときに下痢を起こすのが特徴です。

下痢症状では、水分と同時に体に大切なミネラルも余計に排出してしまいます。

ですので、ダイエットに良いと言っても、スキムミルクの使用は大さじ3杯(約30g)に留めるようにしましょう。

スキムミルクで楽しくダイエット!

スキムミルクはおススメした使い方以外にも、あらゆるところで使うことができます。スキムミルクを多くのレシピがあるのがその証拠です。

自分の生活と体に合った方法で、スキムミルクダイエットを楽しんでみてください。

(この記事の監修:管理栄養士 岩月啓四郎)

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提供元:    NICOLY



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