はじめまして。ヨガ&フィットネス講師で健康&美容アドバイザーの山本華子です。
講師歴21年の私がいつも思うのは、健康や美容法は残念ながら一つではなく、また万人に合うものもないということです。
そのため、特に慢性症状の不調がある場合は、あらゆる方向から色々な方法を試していくことが大切だと思うのです。
今後エクササイズ、食事、メンタル管理など、全体的な角度からバランスよく健康と美容についてお伝えしてきたいと思います。宜しくお願いいたします!
代謝の低下、肩こり、腰痛、だるい、眠い・・・あらゆる不調の源は肝臓にあった?
アラフォー世代になってくると、付け焼刃な健康法や美容法は、効果が持続しないことを多くの人が経験してきていると思います。
かくゆう私は、ヨガやエクササイズで人々の健康や美容に貢献してきて、今年で21年になります。毎日毎日、十分に動いているはずなのに、アラフォー世代に差し掛かってからとたんに、
・代謝が下がり、食べたら太る、食べなくても痩せない・・・
・むくみセルライトが増えた
・腰痛の悪化
などの不調が出てきました。
最初は疲れが取れにくくなったな~と思う程度で、お恥ずかしながら大した養生もせず、身体を動かしているのをいいことに、夜遅くても満腹になるまで食べ、カフェインもアルコールもグラス毎日コップ1杯程度飲んでいました。
しかし、そんな生活にもリミットがやってきました。ある日、身体が重くてだるくて仕方がなく、マッサージ店に駆け込んだときのこと。セラピストさんに言われたのは「肝臓がお疲れのようですね」との思いもよらぬ一言でした。
肝臓・・・いままで、胃下垂で胃が弱いのは分かってましたが、肝臓とは・・・。多少の知識はあったものの、これを機に肝臓についてむさぼるほうに調べ始めたのです。
代謝機能を担っているのは圧倒的に肝臓
以前の学説では、基礎代謝を上げるには筋肉を鍛えましょうといわれていました。私も自分のレッスンで、筋肉を鍛えて代謝を上げましょうね~と声高に言っていたものです。
しかし、近年は変わり、1位が肝臓、2位が脳、その後は筋肉、腎臓、心臓と続いていきます。
肝臓は代謝、解毒、消化、血液の貯蔵、体温調節など、なんと500個もの働きを持つといわれており、他の臓器に比べて圧倒的に働き者なんです。
ただでさえやることがたくさんあるのに、そこへ難易度の高いアルコールや高脂肪のものの注入が起こると、もうお手上げの状態。
そうして、身体が冷え、淀み、老廃物が詰まった状態で太る・・・という何ともご勘弁いただきたい状態になるのです。
そんな影響力大の肝臓を強化してあげることで、身体がしっかりと機能をし、健康になりながらも体質改善へ導くことが期待できるのです。
肝臓が弱ると・・・
健康診断で数値などに異常が表れなくても、肝臓が弱っていることはあります。特に以下のような方。
《肝臓が弱っている可能性のある方》
□アルコールを毎日飲む
□油っぽい食べ物や刺激物を好む
□常にお腹1杯食べる
□お腹がすいてないのに食べる
□偏食で栄養不足
□夜ご飯が遅い
□元々消化器系が弱い
□胃下垂
□運動不足
□ストレスが多い
などです。
そして以下のような症状がある方は、肝臓が弱っているサインかもしれません。
《肝臓が弱っているサイン》
□最近疲れが取れず、いつもダルイ、重い、眠い
□原因不明のかゆみがある
□食後にみぞおちの辺りがもたれる
□腰痛、背中痛、肩こりがひどくなった
□むくみがひどくなった
□セルライトが増えた
□太ってきた
□ウエスト周りが太ってきた
□アレルギーがある
□急に身体が硬くなった
□右の肋骨の内側を押すと痛い
□右の肋骨全体をコブシでたたくと痛い
□身体に歪みがあり、特に右半身が凝ったり不調になりやすい
□便通が悪い
□ストレスがあり常にマイナス思考である
いかがでしょうか?いくつも当てはまった方、ひょっとして私の不調は肝臓にある?という気持ちになってきたのではないでしょうか?
肝臓強化ダイエットの効果
肝臓強化をするには
・食事の改善
・セルフマッサージやストレッチ
が有効です。
どちらかだけでは足りません。現に私は長年ストレッチやエクササイズを行ってきましたが、それだけでは充分ではありませんでした。
食事で肝臓強化に必要な栄養を与え、セルフマッサージやストレッチで更に肝臓を強化していきます。
少し気合が必要になりますが、必ず体質改善につながりますので、あきらめずにまずは2週間続けましょう!
すると痩せ体質に近づき、肩こりや背中痛、腰痛が改善し、心身が研ぎ澄まされ、どれだけ今まで自分の体内に必要のないものを投入し、それにより身体を重くし、思考も鈍らせていたのかを思い知らされます。これらは全て私の実感したことです。
残り半分の人生をなるべく健康に豊かに軽やかに生きるためにも、始めるのは今です!!次回は肝臓強化のための食事法をお伝えしようと思います。
執筆者
山本 華子 ヨガ&フィットネス講師 トータルヘルスライフトレーナー
ヨガ&フィットネスライフ講師/健康&美容アドバイザー/Studio Beets代表
1974年広島県出身。
日本女子体育短期大学舞踊学専攻科卒業後からフィットネスダンス講師になる。その後、身体の不調により30歳でヨガ講師をスタート。ヨガ&フィットネス講師歴21年。
現在は健康と美容の秘訣を・エクササイズ ・食事 ・ハッピーマインドとし、トータルでヘルスコンシャスライフを研究中。
2006年ミュージックフローヨガ考案。
著書に『1日10分 骨ヨガ』(主婦と生活社)
監修本に『日めくりストレッチ』(学研)