肌の露出が増える時期になると、やはり気になるのがボディライン。
しかし、毎年ダイエットに挑戦しているのに、なかなか目標が達成できないという人も多いのではないでしょうか。
メディア関係者のためのトレンド情報ポータル『トレンド総研』が20代~40代の女性500人を対象に行った調査でも、目標体重まで減らすことができた人は17%ということがわかりました。
そしてせっかく成功した人も、3人に1人はリバウンドしてしまっているというのです。
『自宅でできるライザップ 運動編』(ライザップ著、扶桑社)は、「結果にコミットする」で知られるライザップのトレーニングが自宅で実践できるというもの。
DVDつきなので、自宅にいながらトレーナーに教えてもらっているように活用できます。
今回は本書のなかから、ダイエットのモチベーションを持続させるための「メンタルマネジメント」の方法をご紹介します。
これさえ頭に入れておけば、三日坊主にならず、理想の体型を手に入れられるはず!
■ライザップ式トレーニングは週2回部位別
体重の減少を大きく左右するのは食事。ただ体重を落とすだけなら糖質オフの食事をするだけで痩せることができるでしょう。しかしこの場合、体脂肪は落ちても筋肉まで減少してしまうのです。
そのため、ライザップのルールでは筋肉をつくるための「高たんぱく食」をとることと、「筋肉トレーニングを行うこと」が両輪となっているのだそうです
トレーニングは週2回。「胸・肩・下背(腰まわり)・腹」「脚・背・腹」に分けて行います。本書には部位別のトレーニング方法が掲載されています。それぞれ自分の目標にあった回数を行いましょう。
■ライザップ式「痩せるメンタル」の作り方
(1)ダイエットが停滞したら睡眠不足やストレスを見なおす
順調にダイエットが続いていても、ある時期になると体重が減らなくなってしまったという経験のある人もいるのではないでしょうか。
これはライザップのメソッドを使っていても起きる現象。しかし、この「停滞期」には原因があることがほとんどだといいます。まずは以下の3つを見なおしてみましょう。
・睡眠時間を見直す
睡眠時間が少ないと食欲を抑制するホルモンが減り、代わりに食欲を増進するホルモンが増加してしまいます。
できれば6時間半くらいの睡眠をとるのが理想ですが、無理な場合は朝8時までに日光を浴び、朝食をとることで体内時計をリセットしましょう。
・生活の中のストレスを見直す
ストレスによって分泌されるホルモンは筋肉を分解してしまいます。また、食欲抑制に関わる「セロトニン」という物質を減らしてしまうことも。寝る前に「痩せて楽しいことをしている自分」を想像してみましょう。
また、日光を浴びるのもストレス解消に効果的なので、積極的に外出するのもおすすめ。
・食事を見直す
糖質オフの食事をしていても体重が減らない場合、食物繊維が不足して便秘になっているのかもしれません。食物繊維と水分はしっかりとりましょう。また低糖質であっても夜9時以降はできれば食事を控えましょう。
(2)やる気が出ないときは初心を思い出す
ライザップのメソッドのように、ルールが決まっていると行動がしやすいというメリット。しかしその反面、一度でもルールを破ってしまうと、挫折したような気がして諦めてしまう人がいるのも事実。
トレーニングをしなかった日があっても、それは翌週に持ち越せばOK。糖質をとってしまったらトレーニングの他に有酸素運動などをして消費しましょう。
気分がのらないときこそ、「なりたい自分」や「痩せてやりたいこと」をイメージして初心を取り戻すことが大切だといいます。
(3)反省だけでなく自分をほめる
筋力トレーニングは「前回よりもできるようになった」「できなかったことができるようになった」と成長を感じられるもの。変化を感じるほど楽しんで続けられるはずです。
成長をより実感するには、「いつまでに◯kg痩せる」というような短期目標を設定するのがポイント。
また「できなかったこと」を反省するだけでなく、「できている自分」を評価することも大切。ごほうびに、サイズダウンしたトレーニングウェアを購入して、「痩せた自分」を実感するのもいいでしょう。
(4)ジムを活用する
本書のトレーニングの内容は自宅でできるものですが、大幅に減量したい人や、より効率よく痩せたい人はジムを活用するのがおすすめです。
ハードルが高く感じるかもしれませんが、ジムでは細かく負荷の設定ができるため、実は初心者向きなのです。
また、周りでトレーニングをしている人を見ることで刺激になりますし、トレーナーに相談することもできます。
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ライザップ式ダイエットでは、食事の仕方も重要。『運動編』と合わせて『食事編』もチェックしてみてください。CMのように劇的な変化を実感できる日も遠くないかもしれません。
(文/平野鞠)
【参考】
※ライザップ(2016)『自宅でできるライザップ 運動編』扶桑社
※「夜バナナダイエット」に関するレポート-トレンド総研