「がんばってダイエットをしたのに、どうしても痩せない部分がある……」
そのような部位のコンプレックスを、スマートリポレーザーは解消してくれるかもしれません。
体への負担が少なく、安全に部分痩せを行うことができるのがメリット。
では、その施術方法と効果について、くわしく見ていきましょう。
スマートリポレーザーとは
スマートリポレーザーは、イタリアの最大手医療機器メーカーDEKA社が開発し、特許を取得したレーザーマシンです。
その仕組みは、脂肪細胞膜を破壊し、分解した後、体内から排出させるというもの。
レーザーを脂肪細胞に照射するレーザーカニューレの直径は、1mm以下と非常に細く、体内に挿入しても傷跡は目立ちにくいでしょう。
そのため、「メスを入れない脂肪吸引」と呼ばれることも。
皮膚組織や筋層・血管に影響を与えずに、脂肪細胞のみにはたらきかける、痩身効果の高い画期的なマシンシステムです。
スマートリポレーザーの効果
スマートリポレーザーが、ほかの痩身治療と異なる点は、部分痩せを目的としているところ。
自己流のダイエットでは細くできない部位にも、高い痩身効果を発揮します。
また、セルライトによる肌の凹凸を改善する効果もあり、ウエスト・二の腕・太ももだけでなく、顔まわりや足首など、脂肪の薄い部位にも施術することが可能です。
さらに、スマートリポレーザーは、脂肪細胞膜を破壊・分解後に、3~4か月かけてゆっくり体外へ排出するため、自然に痩せたように見えるでしょう。
それに加え、レーザーの熱によりコラーゲンが活性化され、皮膚を引き締めるので、術後に肌がたるむ可能性は少ないと考えられます。
しかし、一度の施術で除去できる脂肪の量には限りがあり、お腹まわりや太ももなど多量の脂肪を除去する場合は、複数回のレーザーの照射を行うことが必要。
そのため、通常の脂肪吸引施術と組み合わせて行われるケースが多いとされています。
この場合、まずは、スマートリポレーザーのレーザー照射で脂肪細胞を分解し、脂肪を吸引しやすい土壌を作ります。その後に、脂肪吸を行いますが、吸引しやすくなっているので、通常より吸引量が約2割もアップするのです。
スマートリポレーザーの副作用や痛み、ダウンタイム
レーザーカニューレの挿入前に局所麻酔を行うため、施術中の痛みはほとんどないといわれています。
施術後の痛みも、個人差はありますがおよそ2~3日で落ち着くでしょう。
皮膚にメスを入れない施術方法のため、ほかの痩身治療よりダウンタイムが少ないのがメリットのひとつ。
術後の腫れや内出血は、1週間ほどでおさまり、激しいスポーツや入浴などは2週間後から行うことが可能です。
しかし、副作用として、レーザーカニューレを挿入した部位に、ニキビと似ているめんちょうや皮膚炎ができるかもしれません。
スマートリポレーザーの施術時間や費用相場
一度の施術にかかる時間は、施術を行う部位や脂肪量により異なりますが、平均30分ほどと比較的短く、施術から1時間以内に帰宅できることも。
費用も、施術を行う部位により変動しますが、相場は10~25万程度です。ウエストまわりや太ももなど、脂肪の量が多い部位ほど高くなる傾向があります。
スマートリポレーザーの失敗例
スマートリポレーザーは、施術から3~4か月かけて脂肪細胞を体外へ排出するため、即効性の効果はありません。
そのため、実際には少しずつ効果が出ている場合でも、「細くなっていない」と感じてしまうケースも。
まずは、治療や手術を行ったクリニックに相談し、術後の経過を診てもらいましょう。
医師が、施術失敗と判断した場合は、無料で修正手術を行えるところもあるようです。
スマートリポレーザーの痩身効果で理想的な体に
部分痩せは、医学的にも「自己流のダイエットで効果を得ることはむずかしい」とされています。
そこで、安全性と痩身効果の高いスマートリポレーザーを上手に利用するといいでしょう。
少しずつですが、確実に細くなっていく経過を見れるのが、スマートリポレーザーの醍醐味かもしれません。