もはや国民病ともいえる“肩こり”。ひどくなると頭痛や肩の痛みなど、仕事の効率も落ちちゃいそうですよね。
それだけでなく、肩こりは顔周りの血行も悪くし、首を太く、顔色を悪くしてしまうなど美容にとってもマイナスばかり。
そこで今回は、オフィスでできる肩こり解消法をご紹介。是非お試しくださいね。
■風池・天柱を押す
首の後ろ、髪の生え際にある風池(ふうち)と天柱(てんちゅう)は肩こりにも効くツボです。
ツボに親指を当て、後頭部を両手で包むようにし、頭を上に持ち上げるように押してみてください。頭痛や目の疲れにも効きますよ。
■胸鎖乳突筋をほぐす
首を横に傾けた時に浮かび上がる、耳の後ろから鎖骨の内側に伸びる斜めの筋肉が胸鎖乳突筋です。
左右で比べると、肩こりがひどい方の筋肉が太くなっているはず。下の方からつまみ、少し持ち上げて左右に揺らして、徐々に上に向かっていきましょう。
関係ないように思えますが、ここの筋肉をほぐす首こりはもちろん、肩こりも楽になりますよ。
■鎖骨の上をほぐす
鎖骨の上を、少し場所をずらしながら押してみると、肩甲骨までピリッとするような痛みがある場所があります。ここを押しながら小さく円を描くようにほぐしてみて。
首や肩に近いリンパ節が鎖骨の上にはあり、血行が悪いとここも詰まっています。しっかりほぐして血の巡りが良くなるようにしましょう。
■肩こりのツボ
肩自体にも、肩こりに効くツボがあります。オススメの箇所はこの2点。
肩井(けんせい)は、首から肩の間にある、肩が凝ると揉みたくなる筋肉の上にあるツボで、天宗(てんそう)は肩甲骨の三角の骨のだいたい真ん中にある、くぼんだところにあるツボで、押すと圧痛があります。
どちらも、息を吐きながらゆっくり押してみてください。
■肩甲骨のストレッチ
肩こりが起きるのは、同じ姿勢で長時間いることが原因の1つ。肩こり解消のためには、肩甲骨を動かすストレッチも有効です。
(1)後ろで手を組み、肘を近づけるようにストレッチ。肩甲骨を寄せるイメージで、胸を張りましょう。
(2)椅子に座ったまま、背中を丸めて、指先を膝から足首に滑らすように前屈。背中の筋肉を伸ばすイメージでやってみて。
凝り固まった肩甲骨周りの筋肉を使うことを意識してみてくださいね。
肩こりのひどさは人それぞれ。ひどくなる前にこまめに試して、リフレッシュしてくださいね。