ヤセ菌を増やすと評判の「もち麦」が人気急上昇中です。もち麦に含まれる水溶性食物繊維「β−グルカン」が、ヤセ菌のエサとなるからです。
さらに、もち麦が発酵分解されるときに生まれる「短鎖脂肪酸」には、「脂肪細胞に脂肪が蓄積されるのを防ぐ」「食欲に関わるホルモンを抑える」「交感神経を刺激して脂肪を燃焼させる」など、さまざまな角度から肥満を予防する働きがあります。
そのため、この短鎖脂肪酸を生み出す腸内細菌が「ヤセ菌」と呼ばれています。でもヤセ菌を増やすには、もち麦だけでは不十分。よりヤセ菌を増やすために、もち麦に発酵食品をプラスしてみましょう!
■「もち麦」+「発酵食品」の食べ合わせが、ヤセ菌を増やす!?
もち麦は、ヤセ菌のエサとなる水溶性食物繊維が豊富で、腸内フローラにいい働きをする食材です。けれど、どんなにエサを与えられても、ヤセ菌自体が劣勢で元気がない状態では、あまり効果が期待できません。ですからもち麦を、ヤセ菌とともに働き、ヤセ菌を助けてくれる有用菌を含んだ「発酵食品」と一緒に食べましょう。エサと助っ人が同時にやってくることで、ヤセ菌が元気に働く腸内フローラ作りのサポートになります。
■もち麦のゆで方
1.たっぷりの水にもち麦を入れ、1時間ほど吸水させます。(この工程は省いても可)
2.水を替え、火にかけ、沸騰したら中火にして10分~15分ゆでます。
3.ざるにあけ、粗熱を取ったら、1回分づつ小分けして冷凍保存しておくと便利です。
■簡単!もち麦レシピ
・もち麦納豆キムチ
キムチ・納豆・卵白をブレンダ―などで撹拌して、もち麦にかけて出来上がり。ゆでたままだとパサつきがちなもち麦も、撹拌した卵白を加えることで、フワフワ感が楽しめます。
・もち麦ヨーグルト味噌スープ
もち麦1食分に、味噌とヨーグルト、それぞれ大さじ1/2程度を加え、お湯を注いで出来上がり。ゴマやユズ、大葉など、香りのものを添えるとさらにおいしくなります!
一度ゆでておけば冷凍保存できるもち麦。ヤセ菌の助っ人「発酵食品」と組み合わせて、ヤセ菌を育てたいですね。
(岩田 麻奈未)