暑い季節は、お風呂あがりにアイスクリームや炭酸飲料など、冷たくてのど越しのいいものが欲しくなりますよね。でも、遅い時間に甘くて冷たいものを食べるのは、身体にいい習慣ではありません。
そこでおすすめしたいのが「寒天ゼリー」。寒天ゼリーなら、ヒンヤリ喉ごしもいいうえに、善玉菌がよろこぶダイエットに役立つスイーツです。
■夜食にもOK!「寒天ゼリー」がダイエットに役立つ理由
寒天は、その8割以上が食物繊維です。水に溶けることからもわかるように、寒天の食物繊維は水溶性食物繊維で、善玉菌のエサとなってくれます。
また、水溶性食物繊維がビフィズス菌やヤセ菌によって発酵・分解される際に作り出される短鎖脂肪酸は、腸のエネルギー源となり、総合的にダイエットをサポートします。
具体的にいうと、小腸を刺激して通称“やせホルモン”と呼ばれる食欲を抑える働きのあるホルモンの分泌を促したり、脂肪細胞に脂肪が蓄積されるのを防いだり、交感神経を刺激して脂肪の燃焼を促したりと大活躍!
こんなダイエットに欠かせない短鎖脂肪酸を生み出すのが、水溶性食物繊維なのです。
■ダイエットサポートになる寒天ゼリーの作り方のルール2つ
寒天の分量は、糸、棒、粉末という寒天の形状によって異なります。必ず分量を確認した上で、以下のルールを踏まえて作りましょう。
・ベースは、無添加・無加糖飲料で
寒天はゼラチンと違って、柑橘系フルーツも固めることができます。ジュースを使う場合には、無加糖の果汁100%ジュースを使いましょう。このほか、ミネラルウォーターやココナッツウォーター、メイプルウォーター、コーヒーや紅茶、ハーブティを使ってもおいしいですよ。
・甘味料はオリゴ糖で
甘味があったほうが食べやすい方は、オリゴ糖を使いましょう。オリゴ糖は、吸収されにくく、そのまま大腸に届き善玉菌のエサとなる甘味料です。
寒天を固める時に溶いても、固めた寒天にかけて食べてもOK。寒天に入れる場合には、寒天が液体に完全に煮溶けてからオリゴ糖を加えましょう。
先に甘味を入れてしまうと、寒天が溶けきらない場合があります。
寒天ゼリーは、夜おやつに食べてもOKな美腸スイーツ。ヒンヤリなめらかな食感も、これからの季節にピッタリですから、ぜひ作ってみてくださいね。
(岩田 麻奈未)