縄跳びは激しい運動のように感じますが、実際に脂肪を効率的に消費することができる有酸素運動の一つです。
脂肪を燃やすので、ダイエットにも非常に効果的。
しかも、有酸素運動なのに筋トレにもなります。縄跳びは、全身の筋肉をバランスよく使う運動で、理想的な筋肉を手に入れることになるのです。
ダイエットでも筋トレであっても、縄跳びが実際にどのくらいのカロリーを消費する運動なのか、また、より効果的にそれが実現できる方法やメリットを知っておくと、目標設定にも役立ちます。
縄跳びの消費カロリーは?
縄跳びの消費カロリーを知るために、目安となる計算式があります。
体重(kg)×時間(分)×0.1532×補正係数というものです。
補正係数は性別と年代で下記のように決まっています。
・男性の20代は1.00、女性の20代は0.95
・男性の30代は0.96、女性の30代は0.87
・男性の40代は0.94、女性の40代は0.85
よって、体重50kgの30代の女性が、10分間縄跳びを行ったときの消費カロリーは、下記のとおりとなります。
50×10×0.1532×0.87=約67kcal
縄跳びのメリットと運動効果
〝ふくらはぎは第二の心臓〟といわれていますが、基本的に私たちは重力を受けて生活しているので、下の方へ身体の水分や体液が溜まっていきます。
しかし、溜まったままでは生きていけません。
そこで、ふくらはぎが心臓のポンプのような役目を果たし、下に溜まった水分などを上へ押し上げているのです。
新陳代謝を改善、シェイプアップ効果も
縄跳びを行うことにより、ふくらはぎを刺激しますから、体液の循環が非常に活発になります。よって、縄跳びは特に脚のむくみを軽減させることに効果的。身体の新陳代謝も改善されることになります。
さらに、何度も繰り返して跳ぶため、脚の脂肪が燃焼され、筋肉が刺激されます。そうした疲労を与えることで筋肉組織を鍛え、強くしなやかな筋肉をつくっていくことが出来ます。
つまり、シェイプアップを行いながら、理想的なボディラインを手に入れることになるのです。
縄跳びの正しい方法と効果的な時間帯
まず初めに、準備運動をしっかり行いましょう。縄跳びでは着地時に足首や膝の関節に大きな負担がかかります。
また、その衝撃は腰まで届きます。
なので、特に下半身に重点をおいた準備運動が大切です。さらに、肩を回しておくことも重要です。
縄跳びは誰でもできるからといって、時間や回数を急激にたくさん行わないようにしましょう。徐々に増やしていくことが大切です。また、汗をかくので水分補給は必須です。
朝の運動で脂肪を燃焼!
また、縄跳びは有酸素運動なので、朝に行うと効果的。有酸素運動は、運動後6時間は脂肪が燃焼しやすい状態になるという特徴があります。
朝に縄跳びをしておくと、その後6時間は縄跳びを行っていない人と比べて、同じような日常生活の動きをしていても、脂肪が燃焼しやすくなっているのです。
文:編集部ライター M.T