これからやってくる本格的な夏。
「それまでになんとか気になる部分をスッキリさせたい……!」とダイエットに取り組まれている方も多いと思います。
そんなときは普段利用しているコンビニで選ぶ食材にも気をつけたいものですが、あなたはコンビニで買い物をする時、どういう基準で選んでいますか?
もしかしたら、ダイエットに良いと思って選んでいるものが逆効果ということも。
そこで今回は管理栄養士の筆者が、選びがちだけどダイエット中には食べて欲しくないコンビニ食品をご紹介します。
■1:パスタ
女性に人気でヘルシーなイメージのあるパスタ。でも、ダイエットに良いとは限りません。
まず、パスタの麺は小麦を粉にして麺にしているので、粒のまま食べるごはんに比べて腹持ちが良くありません。結局すぐにお腹が空いて間食に手が伸びる……なんてことにも。
またソースや具材で脂質が多くなりがちなのも注意すべきポイント。意外と野菜も少ないので、サラダなどで補給することをお忘れなく。
■2:インスタントスープ
「ダイエット中だからスープだけで済ませる」という声も聞きますが、そもそも食べる量を減らせば痩せるというわけではありません。
体内に溜まっている脂肪を燃やすためにも、ビタミンやミネラルなどの栄養素が必要ですし、食事量が減って食物繊維が不足すれば、便秘になって痩せにくい体になってしまいます。
さらにインスタントスープは使われている食品添加物の量が多く、ダイエットの邪魔になります。
自家製のスープだと野菜をたくさん入れて具を増やすことができますが、お湯を注ぐだけのタイプはそれほど具が入っていないので、摂れる栄養素も少なくなってしまうのです。
■3:サンドイッチ
レタスやトマトなどの野菜を挟んでいるものはダイエットに良さそうな感じがしますが、実際に挟んでいるパンを開いて中身の野菜を見てみると、思いのほか野菜の量が少ないことに気付きます。
これでは十分な栄養を摂ることはできません。
また、先ほどのパスタと同じくパンも小麦を粉にして作っているので、ごはんに比べて腹持ちは劣ってしまいます。
いかがでしたか? 一見ダイエットに良さそうな食べものでも、まずは痩せるためには何を摂って何を減らすべきなのかを、自分の今の食生活から考えていくことが大事です。
コンビニも賢く活用して理想の体型を目指しましょう。
【筆者略歴】
※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、“不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。