こんにちは。道端カレンです。春が近くなり、そろそろダイエットモードになっている方も、多い頃ではないでしょうか。
私の周辺でも、冬明けダイエットモードの友人たちが、たくさんいます。でも、ダイエットをしようとすると、すぐサラダのような野菜中心の食事にする人がいますが、それはあまり賛成できません。
実は、サラダばかり食べていると、痩せるどころか、逆に太ってしまうこともあるからです。これは私の実体験からの感想でもあるんです。
サラダだけのダイエットは健康的なダイエットには逆効果!?
人間の身体は、必要なカロリーや栄養素が充分に体内に入ってこないと、筋肉や臓器などに蓄えられている栄養分を使って、必要な分をまかなおうとします。そのため、筋肉や臓器などの組織が痩せ衰えてしまうのです。
特に、筋肉は基礎代謝量と密接な関係があり、筋肉量が多いほど、基礎代謝量も高くなりますから、肝心の筋肉量が減ってしまえば、当然、基礎代謝量も落ちていきます。
代謝が落ちれば、脂肪を燃焼させるパワーもダウン。脂肪の落ちにくい省エネ型の身体になっていくわけです。一度そうなると、ちょっと食べただけでも太りやすい、代謝の悪い身体になってしまいます。
私が若い頃、行っていたダイエットが、まさにそうでした。モデルという仕事柄、細い体形をキープするために、食事の量を減らして、サラダのような軽いものばかりを食べていたのです。
周りにいる他のモデルさんたちも、みんなそうでした。外食も残すのが当たり前。そんな食生活をしていれば、痩せることは痩せます。
けれど、ガリガリになって、皮膚はたるみ、ボディラインは崩れてしまうんですね。セクシーなメリハリのあるボディラインは、食事制限のダイエットでは、決して作ることはできません。
では、どうしたら美しく痩せることができるのでしょうか。脂肪を減らし、ボディラインを美しく、ヘルシーに保つためには、タンパク質がその鍵を握っていると、私は思います。
美しく痩せるにはタンパク質をしっかり摂る
人間の身体は、水分が約60%、タンパク質が約20%で構成されているといわれています。筋肉や臓器などは、もちろんタンパク質でできているわけです。
そのタンパク質が不足すると、体力も落ちてくるし、疲労も溜まりやすくなり、皮膚も弾力がなくなってくるように思います。
サラダのようなカロリーの少ないものばかりを食べていると、肝心なタンパク質が圧倒的に不足してしまいます。
ダイエットモードになると、朝食は抜いて、ランチはコンビニやカフェのサンドイッチやおにぎりですませ、夜も野菜中心のメニューにしがちですよね。こんな食事では、一日のうちにタンパク質をほとんど摂らないということになります。
一日に必要なタンパク質の量は、体重×1〜2gとされています。たとえば、体重50kgの人は、一日50〜100g程度のタンパク質を摂ることが、身体の機能を保つうえで必要ということです。
タンパク質の多い食品といえば、やはり肉や魚ですよね。肉は太ると思っている人がいますが、それは誤解。適量を食べている分には、太らないと思います。
私の場合は、運動をするので、タンパク質を摂らないと、身体が動かない感じがします。それに、身体を動かして、いい汗をかくと、自然と身体にいいものを食べたくなるんですよね。運動して爽やかな気分のあとに、ジャンクフードを食べようとは思わないです。
やっぱりヘルシーな食べ物に気持ちが向きますよね。お腹もすくので、お肉をしっかり食べたくなります。
身体を動かしていないと、お腹もあまりすきません。そうすると、つい簡単な食事でいいと思ってしまいますよね。そうなれば先ほどから言っているように、タンパク質が充分に摂れませんから、まず筋肉が落ちていきます。おそらく内臓の機能もダウンするのではないでしょうか。
体重は落ちるかもしれませんが、同時に体形も崩れていきます。やはり、体重よりプロポーション!それがいつまでも若々しくいるポイントだと思います。
ですから、これから春に向けてダイエットをしようと思っている方は、ぜひ、タンパク質の多い食事を意識して、運動をプラスしながら、筋肉を落とさず脂肪だけを落としていきましょう。ヘルシーに、メリハリのあるボディラインをキープしながら、ダイエットすることをおすすめします。
リズムアンバサダー:道端カレン
写真提供:道端カレン