一日頑張った脚はパンパンにむくみ、その日のうちにどうにかスッキリさせたいですよね。疲れた日には「マッサージの時間も惜しい……睡眠に使いたい!」と思うかもしれません。
でも、そのむくみをそのまま放置しているとリンパの流れが悪くなり、老廃物が溜まっていきます。結果、大根足に……。
今回は、舞台女優としてダンスのレッスンを積んだ筆者が、本格的なマッサージをパーツ別に分けてご紹介します。パーツ別なので「今日はここだけ」とむくんだ箇所だけを行え、少しの時間でも終わらせることができますよ。
■1:足&足裏
上画像左のように足の指を一本ずつ持ち、右周り左周りとぐるぐる回してください。次に上画像右のように指を挟むように根本を持ったら、そのまま引き上げます。指の両側をしっかりと挟み老廃物を流すイメージです。
次に下画像のように反対の足を使って足の裏を踏みましょう。指の方からかかとまで、少しずつずらしながら踏んでいきます。体重をかけるので、床の上ではなく、クッションやラグの上で行うと痛くないです。
■2:足首
上画像のように手の指(親指&人差し指)を広げたら、まず足首を前から挟み、矢印の方向に向かってふくらはぎの中間まで押し上げます。ゆっくりと下から押し上げるように5回行ったら、今度は足首の後ろから挟みましょう。同じように下から押し上げるように5回行ってください。足は必ず地面に着け、力を抜きましょう。しっかり強めに挟んでOKです。
■3:ふくらはぎ
(1)ふくらはぎの裏を指圧
上画像のようにふくらはぎを包むように持ったら、ふくらはぎ裏に置いた指4本を使って、ふくらはぎの裏を指圧します。一ヵ所を三回ずつ押すリズムで上まで上がってください。ひざ裏には大きなリンパがあるため、必ずひざ裏まで押して終わるようにしてください。
(2)すねの骨の両脇を指圧
上画像のようにふくらはぎと骨の間に親指を置いたら、ひざに向かって押しながら移動します。5回行ったら反対側も5回行ってください。骨と肉の間に指を入れるイメージでしっかりと押しましょう。
(3)足の重さでしっかりマッサージ
今度は足を持ち上げて、両手の親指をふくらはぎの下に置きます。親指に足の重さを乗せるように体重をかけながら、下からひざ裏まで押し上げましょう。3回程度行ってください。
■4:太もも
(1)グーを使って押し滑らす
グーの手のひら側を使ってマッサージを行っていきます。グーにした指が重点的に当たるように、ひざから太ももの付け根まで押し滑らしましょう。座りながらでもできますが、立って行った方が楽にできます。内太ももや、太ももの裏側まで全体を行ってください。
(2)ねじりながらセルライトをつぶす
上画像のようにひざ上の内側のお肉をつまんだら、右手と左手を反対方向にねじります。セルライトをつぶすようなイメージです。内側全体が終わったら、外側も同じように行いましょう。強くつまみすぎるとあざになってしまう恐れがあるので注意してください。
(3)太ももの付け根を押す
最後に太ももの付け根を指圧しましょう。手の親指を重ねることでしっかりと押すことができます。付け根には大きなリンパがあるので、上画像の丸部分を重点的に指圧することで老廃物をしっかり流すことができます。
指圧のしすぎで“あざ”にならないように注意をしてください。慣れてくると説明を読まずに楽に行えるようになります。入浴時や寝る前などむくみをとる習慣を身に付け、毎日行ってみてくださいね。翌日には、スッキリした脚で出かけていきましょう。