梅雨の季節、雨が続いて洗濯物が乾かない……なんてことよくあります。
実は、人の体も湿気が溜まってカラッとしていないのです。
実は、体が湿気ると、肝臓や大腸に影響があるのです。
では、それらが不調になるとどんなことが起こるのでしょうか?今回は、梅雨の不調をカラッと元気にする方法をお伝えします!
■梅雨のだるさは肝臓疲れ
雨が続く梅雨の時期、実は、肝臓にも湿気が溜まっているといわれています。
肝臓の働きは、糖や脂肪、たんぱく質の代謝を行っています。また、腸から届く栄養を貯蔵したり、体に不要なものを解毒する機能があります。人の体の中で一番大きな臓器といわれる肝臓は、ドンと構える縁の下の力持ち。
そんな肝臓が、湿気てしまい正常に働かなくなるのだから、だるさが抜けなくなったり、疲れやすい、体が動かないなどの症状が出てもおかしくありません。
雨でも暑い日があり、ビールを飲みたくなりますが、飲みすぎや食べ過ぎは、肝臓に負担がかかるので要注意ですね。
■ポッコリお腹も梅雨のせい?
顔はそのままで、体を覆われたら人は何と思うと思いますか?実は、顔を覆われるのと同じかそれ以上に“苦しい”と感じます。
これは、皮膚呼吸がいかに大切かということで有名なお話しですが、雨が続き湿気が多くなると、海にいるのと同じような状態で、実は、皮膚呼吸がしにくいんだとか。
皮膚呼吸が上手くいかないと“肺に負担”がかかってきます。雨の日、「なんだか息苦しいな」と感じている人は少なくないはずです。そんな肺は東洋医学的に見ると、大腸と関係があるといわれています。
呼吸が上手く行かないと大腸が不調になりやすく、便秘や下痢などの症状として現れることもあり、ポッコリお腹にもなります。そして、それが原因で、ニキビや肌荒れを起こすことも……。
こんなときには、深呼吸をゆっくり時間をかけて行うといいですよ。
■梅雨デトックスの方法
軽めの食事にしておくと、空腹が少なく済みますよ。また、普段の食事では、野菜や果物、海藻、キノコは多めに取り入れます。牡蠣やイカ、シジミやアサリなど“タウリン”が多く含まれている食材は、肝臓を元気にしてくれます。
その他、睡眠や入浴など、基本的な生活習慣は、全体の体調を整えてくれるので、意識して良いといわれることをおこなってみてください。
肝臓が湿気るとか、雨のせいで腸の調子が乱れるとか、初めて耳にした人も多いかと思います。今回の内容を実践したら、頭痛や眠気なども一緒になくなる可能性もあるかもしれませんね。ぜひ、行ってみてください。
執筆者
山田 みき エステティシャン/ヘアメイク
自身のアトピー・アレルギーを機に美容を学ぶ。美容学校を卒業後、エステティック及びヘアメイク・着付けを中心に教育と現場の仕事に就く。現在は、その経験をもとに、自身のサロンにて外面と内面の双方から美しくすることに努めている。
美容師国家資格をはじめ、エステティックやヨガの国際ライセンスなど各種多数の資格保持。ヘアメイク・着付けコンテスト、全国大会優勝多数。エステティックコンテスト上位入賞の経験あり。
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