夜更かししてしまったり、残業で遅くなったりして、深夜にお腹が空くことってありますよね。
「こんな時間に食べたら太る……」とわかっていても、時として耐えられないほどの空腹に襲われることもあります。
そこで今回は、管理栄養士の筆者が、「食べない方が良いのはわかっているけど、どうしても食べたい!」そんな深夜の空腹時に選びたいヘルシーな夜食を3つご紹介します。
■1:お腹が膨れやすいアツアツの「おかゆ」
夜遅くに炭水化物は太りそう……と思うかもしれませんが、おかゆにすればその心配はなし。
お米が水分を吸って膨らむので、少量で満足感を得やすくなります。また、消化も良いため胃腸に負担をかけません。
さらに、梅干しを入れると胃腸が活発になり、より消化を助けてくれますよ。
おかゆを作るのが手間な時はお茶漬けでもOKです。お米を減らして豆腐を入れる、豆腐茶漬けもおすすめですよ。
■2:常備しておける非常食「春雨ヌードル」
コンビニで簡単に手に入る“春雨ヌードル”は、お湯を注ぐだけで食べられる手軽さがうれしいですよね。
そして、春雨はほかのラーメンやうどんなどの麺類と比べてカロリーが低いため、食べても太りにくい食材です。
また、最近では春雨以外にも”糖質ゼロ”の麺も売られているので、これを利用するのも1つの方法です。
■3:どうしても甘いモノが欲しいときは「おからクッキー」
ただお腹が空いただけではなく、甘いモノが欲しくなった時にオススメなのがおからクッキーです。
クッキーは糖質を含んでいるだけではなく、バターなども入っていて脂質も多い食べ物です。そのため、普通のクッキーは夜食には不向きでしょう。
しかし、おからクッキーなら、食物繊維が多く、少量でお腹に溜まり、満足感が得られます。
さらにビタミンやミネラル、大豆の成分であるイソフラボンも含まれていて、美肌効果も期待できますよ。
いかがでしたか? 今回ご紹介した食べものはあくまでベターな選択という話なので、一番良いのはやはり夜間の間食をなるべく控えること。
夕食の炭水化物を抜いている人もいますが、それで深夜にお腹が減って食べてしまっては本末転倒です。
夕食はなるべく早い時間にしっかりととることを心がけましょう。
【筆者略歴】
※ 圓尾和紀 ・・・ 管理栄養士。総合病院勤務を経て予防医療を志し、独立。和食素晴らしさを伝える活動と、”不自然な食べもの”にあふれた環境で、定期的に身体をリセットする目的からファスティングを取り入れた生活の提案を行う。カラダヨロコブログ。
【画像】
※ 夢華 / PIXTA