美しいボディラインを維持している女性は、毎日のちょっとした意識が違います。ハードなエクササイズを定期的に行うより、日々の生活の意識を変えることが大切だと知っているのです。
そこで今回は、ヨガインストラクターの筆者が、日々意識している美習慣をお伝えします。
■肩甲骨が固まるとブス胸になる
コリが悩ましい最大のポイントは肩周りです。ただのコリだと思って放置してはいけません。美しいボディラインを保つためには取り除いておきたいですね。
肩や肩甲骨周りが凝って固まってしまうと、胸の周りへの血液の循環も鈍ります。冷えた胸はハリや弾力もダウン。そうならないためにも肩甲骨や肩周りは気がついたら回す。くらいの意識でいましょう。
●劇的変化!ふわふわ美胸になる肩甲骨回し
(1)まずは左腕から。腕の力を抜いて、腕を前から後ろへかけて大きく回します。腕の付け根からしっかり回すようにしましょう。20回行います。
(2)反対側も同様に行ったら、今度は逆回しに後ろから前へと腕を下ろすように回します。これも20回。
(3)反対側も同様に行います。
(4)両方の脇の下を、4本の指でしっかりと解します。痛いところは念入りに行います。
(5)脇の下に指を食い込ませてしっかり握ります。脇から胸側につながる筋肉をしっかり握ったまま、腕を10回ほど回しましょう。
(6)反対側も同様に行います。
■体の美ラインは体幹で作る
ハードなエクササイズに励んだ結果疲れて続かず落ち込むくらいなら、日常的に姿勢を意識して過ごしてみましょう。正しい姿勢は体幹が肝心です。
身につけば、腹筋や背筋・脚の筋肉など立っているだけで引き締めたい部分をフルに使っていることになるのです。
●体幹を鍛えるトレーニング
(1)うつ伏せの姿勢で状態を立て、両ひじをついて指を組んでおきましょう。脚はウエスト幅ほどに開き呼吸を整えます。
(2)息を吐くタイミングでお腹を持ち上げましょう。体が一本のラインになるように意識して5秒キープします。
腰を反らすと腹筋が緩みます。腰とお腹をまっすぐにして体の真ん中に一本のラインが入っているイメージを持つことがポイントです。
真っ直ぐのラインを作るのが難しい場合は、腰を少しだけ丸めてもOK。
(3)(1)と(2)を5回ほど繰り返しましょう。
胴体を持ち上げてキープする時、腕の力に頼りすぎず、肩甲骨や背中側の力で支えられるように工夫してみましょう。
■常に体幹ラインを意識する生活を
体幹の感覚がつかめたら、どんなときも自分の体の中に一本のラインが入っていることをイメージし、立っているとき、歩いているとき、座っているときなど、そのラインに体を合わせるようにチェックする癖をつけるといいでしょう。
いかがでしたか? 美しいボディラインは、日々の意識から作られます。ハードなエクササイズが苦手でも、意識を変える事なら出来るはずです。ぜひやってみてくださいね!
【筆者略歴】
※ yuuka ・・・ 『マナヨガ』代表。ヨガ、整体、体幹トレーニング、ウォーキング等、研究を続け『マナメソッド』を発案。本来持っているその人の個性や美しさを引き出すことで定評があり、現在パーソナルトレーニングは予約待ち状態。
【画像】
※ Syda Productions / PIXTA