食べ過ぎた翌日におすすめの食材、食事方法
こんにちは、管理栄養士・フードコーディネーターの若子みな美です。
「美味しくてうっかり食べ過ぎてしまった」「飲み会続きで食べ過ぎが続いている」という経験は、誰にでもありますよね。
今回は、そんな食べ過ぎた翌日の食生活についてご紹介します。
食べ過ぎても、体重はすぐには変わらない
ダイエットをしていると、ストレスが溜まり、「食べたい欲求」を我慢できずに食べ過ぎてしまうこともあるかと思います。
でも大丈夫。1食を食べ過ぎたくらいで、体重は増えません。
私達の身体には「恒常性」という機能が備わっています。
恒常性とは、「今の状態を維持しようとする機能」のことです。
この恒常性があるため、1食を食べ過ぎても、翌日の食生活を気をつければ、まず太ることはありません。
食べ過ぎた翌日の食事で気をつけるポイント
食べ過ぎてしまった翌日に気をつけるべきポイントを、3つ紹介します。
Point1 おなかが空くまでは食べない
1日3食が当たり前になっていますが、おなかが空いていなければ食べる必要はありません。
食べ過ぎた翌日は「胃もたれ」がしたり、「食欲が無い」状態になったりしやすいですよね。
これは、胃腸が「休息したい」というサインを出しているのです。
このため、しっかり胃腸を休めてあげましょう。
きちんと消化されれば、自然に「おなかが空いたな」と感じます。
ですから、そう感じるまでは何も食べないのが正解です。
Point2 水分補給はしっかり行う
私達の身体の約7割は、水でできています。
たとえ食事を摂らなくても、水分補給はこまめに行いましょう。
この時「常温の水」か「白湯」にすることで、胃腸に負担をかけることなく、水分補給ができます。
Point3 胃腸に優しい食材や料理を
「おなかが空いた」と感じたら、消化の良い料理を心がけます。
例えば、お粥やうどんなどがお勧めです。
そして、たっぷりの野菜を一緒に食べましょう。
こうすることで、野菜に含まれる食物繊維により、腸内に溜まった食べかすをデトックスできます。
食べ過ぎが続く場合は注意
1食を食べ過ぎても、すぐに体重が増えることは無いと思いますが、「毎日飲み会つづき」などというように、食べ過ぎが続く場合は注意が必要です。
その場合は、他の2食の量を少し控え目にして、1日トータルでのバランスを考えましょう。
ただ、量を減らすときは、野菜やたんぱく源である肉や魚を減らすのではなく、主食の米やパンなどを減らすようにしましょう。
おわりに
自分のおなかの声に耳を傾けよう
食べ過ぎた翌日は「おなかの声」に耳を傾けてみてください。
きっと「まだ何も食べたくない」「消化の良い物が食べたい」などを感じられると思います。
胃腸の休息が必要なときは、しっかりと休めてあげましょう。
毎日の食事を1日ごとではなく、連続して考えられようになると良いですね。