はじめに
毎日食事制限や運動をするのは、忙しい人はなかなか続かないですよね。
そんな時は、疲労回復食材として有名な「梅干し」を食べてみませんか?
梅干しを焼いて1日1~2個食べることで、ダイエット効果が期待されています。
焼き梅干しの効果って?
体をほかほかにしてくれます。
東洋医学の観点から見ると、梅干しなどの塩分が強い食品は陽性。
陽性食品には体を温める効果があると言われ、昔から食事療法に使われています。
その梅干しは、冷蔵庫で冷やして食べるより、フライパンなどで焼くことにより、さらに体を温める効果がとても高くなります。
梅干しには、酢同様、疲労を回復させるクエン酸が含まれていますが、そのクエン酸と糖が化学反応を起こし、血流改善効果のある”ムメフラール”という成分が生まれます。
”ムメフラール”は、血行を促進し身体を温めるため、ダィエットに天敵の「冷え」を解決してくれるというわけです。
血液をサラサラに!
”ムメフラール”は体を温めるだけでなく、血液をサラサラにして、体内のエネルギー代謝を効率よく上げることができます。
新陳代謝を活性化させることで、脂肪燃焼をしやすくしてくれます。
クエン酸で太りにくい体質に!
クエン酸は、体の中のエネルギー代謝を活発にし、無駄な脂肪を燃焼させる働きがあります。
またクエン酸には、ダイエット中に不足しがちなミネラルを体に取り入れるための手伝いをしてくれます。
ミネラル不足を解消し、体の隅々までスムーズに栄養を届けることで、代謝低下を防ぐことが期待できます。
便秘解消効果もあるのです。
クエン酸には、腸壁を刺激する作用があります。
腸が活発に働いてくれるので、便秘も改善されます。
急激な血糖値の上昇を抑えてくれます。
ラットを使った研究では、糖尿病のラットに梅肉エキス入りの飼料(人の場合は梅干しと同じ)を与える実験が行われており、血糖値を下げる効果が期待されています。
白米(おにぎり)と梅干しというコンビネーションは、血糖値の急な上昇を抑えてくれる、昔ながらのとても良い食べ合わせということですね。
腰痛、肩こりの改善
クエン酸には、固くなった筋肉をほぐし、緩くなった筋肉を、引き締めるという働きがあり、体中の筋肉のバランスがとれて、肩こりや腰痛の改善するといわれています。
風邪時にもおすすめ
温かいお茶に梅干しを崩して入れ、少しずつ飲むことで喉の殺菌にもなります。
はちみつ大根と同様、のど風邪に絶大な効果を発揮します。
焼き梅干しの作り方
オーブンで焼く
アルミホイルで梅干しをしっかり包み、オーブントースターで10分から20分焼くだけ。
梅干しが中まで、温かくなったら出来上がり。
黒焦げにしないように注意して、時間配分しながら焼いてください。
網やフライパンで焼く
焼き網の上やフライパンで、焦げないように転がしながら焼いても大丈夫です。
フライパンの際には、素焼きにして下さいね。
作り置きもオッケー。
一度加熱した梅干しは、冷めても効果は失われません。
作り置きをして、冷蔵庫で保管しておくと便利ですよね。