こんにちは、理学療法士の今井俊太です。今回も基礎代謝に関してお話しします。
呼吸は内臓を刺激する
横隔膜は呼吸をするために必須な器官です。横隔膜の運動が内臓の動きを補助していて、横隔膜の上下動が内臓の動きをつくる一つの手段になっています。
前回もお話ししましたが、基礎代謝を高めるには、内臓の動きを活発にすることも、とても大切です。ちなみに、お腹を温めることも良いとされますが、温めすぎるのも禁物です。
暑いくらい温めると、逆に身体は冷やすほうに反応してしまうからです。温めるときは、暑いと感じる一つ手前までにしておきましょう。
お前も呼吸に重要だったのか
呼吸に大きな役割をする、横隔膜ですが、ほかにもたくさんの筋肉が働いています。一つ一つ挙げるときりがないので、今回はその中でも「肋間筋」というものをご紹介します。
さて上の写真を見てください。よーく見ると肋骨の間に筋肉があるのがわかると思います。これが肋間筋です。読んで字のごとくとはこのことですね。
細かく分けると内外に分類でき、吐くときに働くものと吸うときに働くものに分けられます。この筋肉が動いてくれるおかげで、胸が開き呼吸運動が始まります。
これが働いてくれないと、横隔膜も働きません。もちろん逆もしかりです。
肋間筋をストレッチしてみよう
なんだか、前回やったヨガのポーズに少し似ていますね。前回の動きが難しければ、こちらでも大腰筋のストレッチもできます。この場合、左右の坐骨(お尻の下の出っ張った骨)に均等に体重をかけながら、横に曲げていくと上手に伸ばせます。
この動きですが、同時に肋間筋のストレッチにもなっています。注意点ですが、肩が痛くない範囲で、できるだけ肘を頭の後ろまで持っていき、そこから、前にも後ろにも倒れることなく、真横に倒すようにしてください。ポイントは、肘を天井に向けるように伸ばすこと。そうすればキレイに倒せますよ。
実はこの肋間筋のストレッチ、まだまだ色々な方法があるので、次回にお伝えしますね!
文:リズムアンバサダー 今井俊太
写真提供:今井俊太