「連休になると楽しくなって、つい買い物しすぎたり食べ過ぎたりしちゃう……」なんてことはありませんか?
毎年気にしてはいるけど、結局同じことを繰り返してしまう……という人も少なくないはず。
そこで今回は、健康管理士の筆者が、連休を楽しみつつ“買い過ぎ・食べ過ぎ”を防ぐためのポイントをご紹介します。
■1:買いモノの前に「トイレ」で節約?
ホームセンターなどでは、トイレが入り口付近にあることが非常に多いことにお気づきですか?
単に分かりやすいというだけでなく、これには販売戦略といえるワケがあるのです。
実は、人は「トイレに行きたい」という生理的欲求を我慢していると、「何かを購入したい」という欲求が弱くなるのです。
そのため、買い物前に生理的欲求を満たし、ゆっくり店内を見て回って1つでも多くの商品を購入してもらえるよう、入り口付近にトイレを設置しているのです。
これを、食べ物を買いに行ったときに活用してみましょう。
お店に入った時にトイレに行かないようにすれば、途中でトイレに行きたくなっても商品の入ったカゴを持ってトイレに行くことはできません。すると必要最低限のものだけを買ってサッサとお店を出ることになるのです。
また、移動中に立ち寄るパーキングエリアでも我慢できる範囲でトイレを後回しにすれば、余計な買いものをせずに済むでしょう。
■2:甘いモノを食べる前に「アメ」をなめる
スイーツバイキングなど「甘いものを食べ過ぎてしまいそう……」というときは、前もってアメを
これは血糖値の上昇を利用した方法です。血糖値が低く体がエネルギーを欲する状態で急にたくさんの甘いものを摂ると、血糖値が急上昇するだけではなく、匂いや味などの刺激でさらに食べたい衝動に駆られてしまいます。
しかし、前もって飴を食べておけば、血糖値がゆっくり上がるため欲求が押さえられ、先に甘味を感じて満足しているので、それ以上の強い欲求が押さえられることができるのです。
■3:バーベキューでは「豚肉」を食べる
屋外でのバーベキューは楽しい雰囲気もあり、ついつい食べ過ぎてしまいますよね。
「せっかくのバーベキュー、たくさん食べたいけど太りたくない!」という人は、“豚肉”がオススメ。
なぜなら、豚のヒレ肉やモモ肉は、食べたものをエネルギーに変えるビタミンB群が多く含まれているから。
そのまま焼くとパサつきやすいので、えのき茸とともにホイルで包み焼きにしてみてください。パサつきが抑えられ、えのきの食物繊維で代謝促進と食べ過ぎ防止にもなります。
無駄遣いや体型の変化は気になるけど、なかなか自制が出来ないというときには、ちょっとしたコツを実践して楽しく節制しましょう。そうすれば、きっと連休明けも楽しい気分でいられますよ。
【筆者略歴】
※ SAYURI ・・・ 長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。
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